12.06.2010

Female F1 drivers

F1史上に名を残した女性たち。サーキットに咲いた一輪の花…と書くと聞こえは良いが、記録だけを見るといかに女性苦戦必至の競技であるかが浮き彫りになる。

マリア・テレーザ・デ・フィリッピス(イタリア共和国)
1958年(第5戦ベルギーGP,第9戦ポルトガルGP,第10戦イタリアGP)
3戦とも予選通過、ベルギーGPでは10位完走。その他はリタイヤ。

レラ・ロンバルディ(イタリア共和国)
1974年(第10戦イギリスGP)~1976年(第11戦オーストリアGP)
出走回数17回(うち予選落ちは4回)、1975年第4戦スペインGPでは6位入賞。
事故中断があったためポイントは(当時のレギュレーションによって)半分の0.5のみとなり、ドライバー生涯獲得ポイントの最小値記録となっている。

ディビナ・ガリカ(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
1976年(第9戦イギリスGP),1978年(第1戦アルゼンチンGP,第2戦ブラジルGP)
3戦とも予選落ち。1976年イギリスGPは前述のレラ・ロンバルディとともにF1史上唯一の複数人女性ドライバー参戦GPとなった(ただし2名とも予選落ち。)

デジレ・ウィルソ(南アフリカ共和国)
1980年(第8戦イギリスGP)
予選落ちに終わった1戦のみ。

ジョバンナ・アマティ(イタリア共和国)
1992年(第1戦南アフリカGP~第3戦ブラジルGP)
3戦とも予選落ち。比較的近年のドライバーだけに「レディファースト」や「動くシケイン」など逸話がいくつか残っている。

女性ドライバーで最も成功したのはロンバルディであることは疑う余地もない。5人中、本戦出走経験を持つのは最初の2名だけで、サバイバルレースだったとはいえポイント獲得したのはロンバルディただ1名だけである。

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